被災と復興の軌跡、そして地方創生への取り組みについてケースワークを通じて疑似体験していただくとともに、実際にまち歩きのガイドを聞きながら、復興のプロセスを体感していただきます。地方創生や震災復興についてより深く知りたい方は、是非ご体験ください。
所要時間:3時間
主な流れ:ケースワーク→市街地のまち歩き
必要なもの:特になし(外を1時間程度歩くため、冬はあたたかい服装でお越しください)
定員:3人以上|最大25人まで
会場:釜石市役所
対応言語:日本語
「震災から10年以上が経って、復興は一段落したと思いますか?」
そう尋ねられることも多くなりました。
これには、「そもそも復興とは何か?」という問いが関わってきます。
「誰が」「何のために」「どうする」ことが復興なのか。
正解は一つではありません。
釜石は時に「復興先進地」と呼ばれますが、
その道のりは容易なものではありませんでした。
市民、地域の事業者、行政、復興の開発事業者といった
ステークホルダーの想いが交錯する中で、復興の定義から考え、進んできたのです。
本プログラムでは、「復興とは何か」という問いへの、釜石なりの一つの答えをお伝えします。
被災と復興の軌跡、そして地方創生への取り組みについて
ケースワークを通じて疑似体験していただくとともに、
実際にまち歩きのガイドを聞きながら、復興のプロセスを体感していただきます。
特にまち歩きパートでは、復興の大きなポイントである「市街地の再生」までの様々な議論・決定が
どのようにまちの中で具現化されたのか、
直接見て学んでいただけるものになっています。
復興担当者が講師を務める、中身の濃いプログラムになっておりますので、
地方創生や震災復興についてより深く知りたい方は、是非ご体験ください。
釜石市役所総務企画部総合政策課 オープンシティ推進室 室長 金野 尚史
釜石市出身。大手半導体製造装置メーカー勤務を経て、釜石市へUターン。震災直後は、自ら希望して復興推進本部事務局に異動し、「花になるより、根となれ(自ら花になるよりも、誰かの花を支える根になれ)」という信念のもと、復興まちづくりに尽力しました。2020年より「オープンシティ戦略」の旗振り役である、オープンシティ推進室室長に就任。釜石市の復興戦略と現状、および地方創生への取り組みについて、過去の実体験を含めて詳細にお伝えしています。
・まちづくりコンセプト策定ケースワーク
まちづくりのコンセプト策定を疑似体験していただくワークです。「防災」「行政」「商業」「住居」などのテーマごとに、どのような考え方の軸を持ってまちづくりを行うべきか、議論します。「政府」「地域住民」「地域事業者」「専門家」など、様々な思惑が交錯する中、どのように最適解を導き出していくか。まずは、その過程の困難さを体感してください。
・市役所オープンシティ推進室長ガイドによる「まち歩き」
ケースワークの解説をふんだんに盛り込みながら、オープンシティ推進室長が釜石市街地をご案内致します。何気ないまち並みの中に隠された工夫やこだわり、困難を乗り越えたエピソードを聞きながら、釜石のまちづくりへの背景・想いを知り、釜石なりに導き出した 「復興まちづくり」への答えを肌で感じていただければ幸いです。