釜石を体感する研修プログラム
03 社会課題とイノベーション
集落高台移転から学ぶ
リーダーシップ・プログラム
- 多様なステークホルダーと協働し、
現場の課題に即した実践的最適解を
追求する -
本プログラムは、市役所をはじめとするまちづくり関係者、漁協や森林組合など一次産業の関係者、地域市民など多様なステークホルダーに対し、地域課題の現場ヒアリングからスタートします。具体的には、漁協における気候変動による漁獲量減少や流通経路の変化、観光業での宿泊者数の停滞といった現実的な課題を取り上げます。

参加者は各自の専門知識や経験を活かして、現場から収集した課題に対する解決策を立案します。提案内容は、関係者との対話と議論を通じてフィードバックを受けながら、課題の優先度と実現可能性を多角的に検討し、合意形成を重ねてブラッシュアップしていきます。

このプロセスを通じて、地域課題を自分ごととして捉え、簡単には解決できない現実に直面しつつも、関係者と伴走し続ける経験を積むことが可能です。参加者は地域のイノベーターとしての実践力と調整力を養うことができるでしょう。
プログラム内容(所要時間:1泊2日 / 2泊3日 / 3泊4日 / 3ヶ月 / 6ヶ月)
ヒアリング:現場のリアルを傾聴する
釜石市内のまちづくり関係者、一次産業従事者、地域事業者など多様なステークホルダーに対してヒアリングを実施。現場で実際に起きている地域課題を丁寧に聞き取り、背景や構造を把握します。
課題抽出:本質的な論点を見極める
得られた情報をもとに参加者が主体的に課題を分析・抽出。講師および参加者間の対話を通じて、「今、本当に向き合うべき課題」への理解を深めていきます。
地域からのフィードバック:現実の壁と向き合う
課題当事者である地域の方々から直接フィードバックを受けることで、理論や仮説では捉えきれない、現場特有の実情や制約を理解します。
課題の再検討とテーマの深化:解決策を現実へ近づける
フィードバックを受け、課題の優先度や実現可能性を再検討。提案の方向性を見直し、より現場に即した実効性のあるプランへとブラッシュアップします。
実践:提案した解決策を実行する
必要に応じて、自社の知見やリソースを反映した解決策を、実施していただきます。中長期型のプログラムでは釜石への継続的な来訪を通じて、地域の方々と関係性を築きながら、持続可能な取り組みの在り方を共に探求します。
対応情報
  • 定員:3〜30名まで
  • 会場:釜石市内
  • 資料対応言語:日本語(多言語はご相談ください)
  • 備考:特になし
ファシリテーター
河東 英宜(HIDETAKA KATO)
観光まちづくりマネージャー /
株式会社かまいしDMC代表取締役
釜石市出身。高校卒業後に上京し、旅行関連出版社で編集長や旅行マーケティング事業部長などを歴任。2018年、株式会社かまいしDMC設立に際して出資・参画し、2021年より現職。住民主体の観光まちづくりを推進しながら、「持続可能な地域経営」の実現をめざす。まちづくり視点で、釜石の復興の歩みとこれからを語る。
釜石市役所各担当課職員
震災後、「オープンシティ釜石」の方針のもとで外部人材との協働を積極的に進め、観光、一次産業、商業、復興計画など多分野にわたる復興や地方創生施策の立案・実行をリード。現場に密着したヒアリングや住民との対話を日常的に行っており、地域の実情や優先課題に精通しています。
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